指南役 「透明人間のかいもの」 いかにマスコミに洗脳されてるかが
- 作者: 指南役
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2007/11/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「マーケティングの問題作」と帯に書いてあるけど、マーケティングの方法論をまとめた本ではなかった。
どれくらいマスコミや周りの人の言動などの外部の情報に人間が左右されているかを教えてくれる。
とてもわかりやすくていい本。
印象に残った部分2つの部分を紹介
○透明人間は、最近の宮崎駿は正直微妙だと思っている
周りがいいと言っていると、微妙だと思っていても意見を言えなくなる。有名な評論家が褒めれば、よくわからないところまで含めて、傑作だと思ってしまう。自分の意見などまったくない。
○透明人間は、骨折するとTSUTAYAにいけない
頻繁に通っていたTSUTAYAに骨折した状態で行って、「腕、どうしました?」と聞かれたことで行きづらくなってしまって行かなくなった。人は自分を記号として扱ってくれるからこそTSUTAYAやファーストフードが手軽に利用できる。話しかけられる喫茶店や飲み屋などと違ってチェーン店では入店するプレッシャーはゼロ。だから入りやすい。
こんな感じで「あるある」と思うようなことが納得のいく形で整理されていた。例が身近で具体的なので頭に入りやすい。気軽に読めて役に立つ本