マーケティングをつくった人々 マーケティング・マスターたちが語る過去・現在・未来

マーケティングをつくった人々

マーケティングで有名な人たちのインタビューが掲載されている本。

近代のマーケティングをつくったコトラー
ブランドエクイティで有名なデービッドアーカー
アップル、インテルなどのテクノロジーベンチャーのマーケティングを担ったレジス・マッケンナ
One to Oneマーケティングを提唱したドン･ペパーズとマーサ・ロジャース
ポジショニングという概念を作って広めたジャックトラウトとアル・リース
ダイレクトマーケティングを発展させて、かつ世界的な規模の代理店を作ったレスター・ワンダーマン

などマーケティングを勉強してる人であれば、いずれかの人の本を一度は読んだことがあるであろうという豪華なメンバーのインタビューで構成されている。

以下いくつか印象に残った点

マーケティングとは製品と顧客の途切れることのない会話（ダイアローグ）であって、それをもとに両者が学習したり、考え方を変えたりすることだと考えています。

（p75、レジス・マッケンナのインタビューより）

米国道路安全保険協会が安全性テストを行って、現在手に入る車のうち最も安全な車10台を選んだところ、その中にボルボのものは一台もないが、ボルボは安全性に関して最も認知されているブランド。（p173前後）

→製品ではなく、消費者の認知でポジショニングすることが重要

広告には2種類存在する。
印象や態度を変えるものと、反応や特定の情報を生み出すもの
（p285）

以下はこの本で紹介されていてこれから読む本

ブランド・リーダーシップ―「見えない企業資産」の構築

ブランドは広告でつくれない 広告vsPR

インターネット・ブランディング11の法則

ドン・シュルツの統合マーケティング

ユニーク・ポジショニング―あなたは自社の「独自性」を見落としている!

ニューポジショニングの法則―勝つブランド負けるブランド