旅する力 深夜特急ノート 沢木耕太郎

旅する力―深夜特急ノート

旅する力―深夜特急ノート


深夜特急の著者による新しいエッセイ。
深夜特急に書かれていない部分の話とか、執筆にいたるまでのエピソードなどが掲載されている。


深夜特急は大学時代に読んだら無性に旅行に行きたくなったんだけど、この本でもまた旅行への意欲を駆り立てられた。海外に行った思い出が戻った。



以下は記憶に残った点


p272前後

旅先で会った人に「家にこないか」というような誘いを受けて、大丈夫なのかという不安となんとなく面白そうだからついていってみたいという葛藤があったときに、どこまで行ったら自分は元に戻れなくなりそうかという「距離」を測ることになる。自分の力と状況をあわせて検討して、どこまで踏み込めるか判断しているんだけど、旅をしているうちに「距離」が少しずつ伸びていくようになる。


p236
旅先で未経験は財産